「れいせんせ……今日はもうおわり?」
コテンと首を傾げた彼女の瞳は情欲を灯したまま揺らめいている。甘えるようにすり寄ってきた可愛い恋人に応えようとレイが自らの手でなぞるようにナマエの頬に触れてやれば緩く開きっぱなしになっていたナマエの口元からとろけるように甘く拙い声がとめどなく溢れる。
「お前に無理をさせたくはない」
彼がそう口走った瞬間、彼女の瞳に不安が映った。けれどレイは安心させるように微笑んだ。
「だが私はお前に我慢を強いるつもりも、ない」
普段のナマエならいざ知らず、火照りきった今の彼女には理解が難しかったのかナマエは確認するように囁いた。
「あなたももっとほしいってこと……だよね?」
「ああ。レイもお前のことがもっとほしい」
鼓膜を震わすその砂糖蜜を一滴足りとも零さぬように、レイは彼女に口づけた。
砂糖蜜をかけて
なぞる/とろける/震わす
